最低賃金引き上げ宣伝行動を実現
10月29日(金)午後6時より、名駅前にて、最低賃金引上げ宣伝行動を行いました。10名近い参加で、成功しました。
私たちも加盟するコミュニティ・ユニオン全国ネットワークが、10月を最低賃金引き上げ行動月間と呼びかけたのを受け、この日、宣伝行動に臨みました。午後6時、名駅前の、これまでと同じ場所で宣伝行動を始めようとしました。が、衆院選挙運動期間の、平日の最終日。各政党が宣伝行動を行い、宣伝カーも駆けつける中では、マイク宣伝は難しく、しばらくの間、横断幕・のぼりを掲げながら、チラシ配布を行いました。「生活できる賃金を ! 最低賃金どこでも時給1500円に!」と大きな文字で書かれた全国ネット名義の横断幕は目を引き、当ユニオンを紹介するリーフレットを挟みつつ、10月からの愛知県の最低賃金955円実施と最低賃金と自身の賃金を比較する方法などを紹介した厚労省のリーフレットを基にしたチラシも、受け取りは良かったです。
そして、途中からは、宣伝カーから離れた、マイク宣伝ができる場所に移動し、リレートークも交えて宣伝行動を続けました。最低賃金を引き上げるのは私たちにとって切実であり、日本の賃金が上がらなくなっている現状は諸外国と比べても深刻なこと、企業の支払い能力不足という反対論については、大企業は内部留保を積み増ししているし、中小企業の負担増については、別個の問題として、国が責任を持って対処すべき問題であること、しかし生産性をあげないと助成金を出さないというような現政権の施策では中小企業にかえって圧力を加えかねないこと、折からの選挙には、こうした問題を打開することを政党に求めていくこと、などを訴えました。緊急事態宣言も解除され、沿道の人通りも多く、注目もされ、チラシも受け取りが良かったですが、政党のチラシも受け取りが良かったようなので、相乗効果があったようでした。こうした問題への関心が高まっていることを、感じさせられました。
予定より若干長い宣伝行動となり、最後に集合写真を撮って終了しましたが、私たち労働者にとって賃金は基本的な問題です。三河関連では、前日(29日)、浅賀井製作所の、賃金差別を問う裁判(午後1時から、名古屋地裁)・碧海工機の、賃金問題も要求に掲げての団交(午後4時半から、西尾コンベンションホール)を開催しましたが、最低賃金引上げにより賃金全体を底上げしていくことが特に必要になってきています。労働組合として、私たちもがんばっていこうと決意を新たにしました。参加した皆さん、お疲れ様でした。