関生労組つぶしの弾圧を許さない東海の会第3回総会&講演に参加

 7月4日(日)午後1時半より、金山・労働会館にて、関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会第3回総会&記念講演が開かれました。当ユニオンからの数名の参加を含む東海ネットの各団体の方々など、Zoom参加も含め多くの参加者で、内容も充実し、意義ある催しとなりました。

 

 

 

 総会では、あいさつや議案・会計報告・決議の提起がされ、確認されました。関西生コン労組への弾圧について、さらに、労組ばかりでなく市民にも知らせつつ、今後も闘っていく意思を固め合いました。

 

 

 

 

 

 休憩後、竹信三恵子さん(ジャーナリスト)による、『関生事件が左右するワーキングプアが左右するワーキングプアの将来』と題した講演が行われました。竹信さんは、最初に、主として女性労働問題に取り組んできた自らが間生事件を広く知らせる先駆的な取り組みをするに至った経緯を語った後、関生事件の特質をジャーナリストらしく実証的に、弾圧の手法に焦点を当てて示しました。まず、産業別労組として独自の取り組みをしてきた関生労組の取り組みを、労働基本権の行使を重罪扱いにし、労組運動も市民運動も成り立たないような判決を下していることを示しました。また同時に、個別企業の社員ではない産業別労組や個人請負労働者などの労働組合(員)の取り組みも否定しかねない判決にもなっていることも示しました。また、警察が労働組合法の解釈をしたり証人尋問を妨害するために逮捕を強行した疑いがあること、労働委員会さえ検察と同様な用語を駆使するようになっていることも示しました。これらは、労働基本権をつぶすダブルスピーク(都合の悪い言葉を、耳障りのいい言葉に言い換えて、意味内容を都合よくねじ曲げてしまう言語操作)を活用しており、これは企業も、安倍政権も同じだとしました。このような弾圧の手口を使いながら、法的には1992年の「暴対法」施行以降、犯罪組織を取り閉まるとして労働組合も犯罪組織扱いできるような法整備を積み重ねてきた経緯を示し。、こうした労働組合の取り締まりが、ワーキングプアの労働基本権を無力化する追求にも重なっている危険性も示して、講演を終えました。

 

 

 

 講演の後、質疑応答で講演の趣旨をより明確にしたうえで、この講演を受けての共同代表の方々の決意を示すまとめの発言が最後にされて、午後4時過ぎに終了しました。関生労組への弾圧を通じて、労働運動・市民運動全体を抑え込んでいく追求が進んでいることを改めて知り、この弾圧に抗していくためにがんばっていこうと改めて確認できた催しでした。参加した皆さん、お疲れ様でした。

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