あいち総がかり12・19市民大集会
12月19日(土)午前11時より、栄・ひかりの広場にて、11月23日に結成された「憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO!あいち総がかり行動」が主催する「あいち総がかり12・19市民大集会」が開かれました。約200名の参加で、当ユニオンも数名が参加しました。
オープニングで歌が披露された後、司会の塚田聡子弁護士が、開会あいさつを、風邪で欠席した中谷雄二共同代表に代わって行いました。塚田弁護士は短歌を披露しながら菅政権の悪政を批判しました。続いて自由法曹団の佐原愛知支部長が、学術会議問題について、戦前の例を引きながら、学問を軍事目的に沿うようにしていくことにより、戦争への地ならしが進められると警告をしました。続いて医労連の矢野さんが、コロナ患者への対応と差別・偏見で、肉体的にも精神的にも医療現場は限界に来ているのに、河村市長は市民病院の統廃合・独立法人化という切り捨てを進め、菅政権は医療費抑制・軍事費拡大という政策を進めていると告発しました。最後に小島愛知県平和委員会理事長が、きんむする大学での学生の窮状を紹介したうえで、長射程巡航ミサイルの国産化やイージスシステム搭載艦2隻の整備などを打ち出し、「敵基地攻撃能力」を展望した抑止力の強化を進めることを昨日閣議決定したことに示される、アメリカの要求だけにとどまらない菅政権の日本の軍事大国化の追求を告発しました。これらの発言をつうじて、発言された諸問題が一連の問題であり、菅政権の政策が軍事を優先し私たちにさらに犠牲を強いることが浮き彫りになりました。最後に山本あいち総がかり行動事務局長が、街頭宣伝の実施や会員募集を呼びかける行動提起を行って、集会は終了しました。
集会後、栄一帯を一周するデモに移りましたが、コロナの影響を考慮した「サイレント・デモ」でした。沿道はコロナ禍下ではあれ、一定の賑わいがあり、注目が集まりました。寒い中でもありましたが、最後までがんばった皆さん、お疲れさまでした。ちなみに、筆者は豊橋に向かいましたが、豊橋でも午後から同様の趣旨の集会が開かれました。皆さん、今後も菅政権の悪政に対して、抗議の声を上げていきましょう。