第25回団体交渉についてのご報告

今回、株式会社竹屋(ぱちんこ機関連の製造・販売/本社・春日井市/代表取締役 梁川誠市)が愛知県労働委員会の決定を不服として行政訴訟を起こしてからは初となりますが、第25回団体交渉を2022年7月12日に行いました。出席者は竹屋側から2名、当組合から4名です。

最初に、会社の新型コロナウイルス感染症対応が不十分であったため、具体的な社内ルールと連絡体制等の構築を申し入れました。この件については会社としても前向きな返答があったため、今後の対応を期待したいと考えます。

しかし、次の議題である組合員を中心とした休業理由については、当組合と竹屋側の主張に大きな隔たりがありました。

現状、組合員や他の社員が、部材の在庫状況を説明し早急に作製する必要があることを責任者に報告しても、最終的には「仕事がない」とされ休業扱いとされています。この件について竹屋側は、幹部が出席する会議ではそのような(部材作成の必要があるという)話は出ておらず、仕事がないと説明を受けて休業にしていると主張しています。また、その責任者が組合員に対し都合良くごまかしているのではないか、といった趣旨の発言もありました。

これについて、今後は内容を明確にするためにも、当事者である製造部責任者の団体交渉への出席を要求しました。

次に、組合員Aを標的とした会社からの始末書・顛末書の提出要求について議論しました。

そもそも、当該の組合員に対し聴き取り調査などによる事実確認を一切行わず、組合員に非があることを前提として、会社が一方的に組合員を非難し書面提出を求めたこと自体、大きな問題です。

始末書については、組合員に作業手順の明確な説明や基準もなく慣れていない状態で行わせた上、これまでは大きな不良ともなっていないレベルの作業結果であったのに、組合員の作業に関してのみ、会社は殊更に問題化して書面提出を命令してきました。

また、顛末書については、起きた問題と状況を組合員は責任者にすべて説明・報告していたにもかかわらず、そうした報告状況をしっかり確認できていない中、組合員に対し安易に提出指示がなされました。

始末書・顛末書問題については、組合員に対する攻撃と捉えざるを得ない行為であり、組合から会社に対し強く抗議しました。

会社が行政訴訟を起こして以降、組合員の評価を下げるための組合員攻撃があるのではないかと危惧していましたが、やはり先述のとおり社内で組合員に対する攻撃が起こっています。

梁川誠市社長が、過去から現在までに労働者に対し不誠実な行為を続けているにもかかわらず、こうした組合員攻撃が続けばさらに状況が悪化することは明白です。コンプライアンスを重視するこの時代に、まだこのような時代遅れの不当労働行為を続ける会社があること自体、許されるものではありません。

組合および組合員は、悪質な会社側の攻撃に屈せず、労働者の生活を守るべく、今後も闘争を続けていくことをここにお約束し、今回の報告とさせて頂きます。

今後とも皆様の応援よろしくお願いします。

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