碧海工機闘争勝利集会、成功する

 8月7日(土)午前10時より、岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)会議室101にて、碧海工機闘争勝利報告集会を開催しました。職場復帰をかちとった原告が勤務に他座触ったりとかの事情があり、原告は残念ながら不参加でしたが、分会員をはじめとした外国人労働者を中心に、新顔の日本人組合員も含め、20名規模で参加し、盛況で、次の闘いへの意志を固めました。

 

 司会あいさつの後、まず荒川弁護士が碧海工機裁判闘争の概要を話してくださいました。碧海工機が契約期間が通算で5年未満の組合員については雇い止めをあくまで撤回しない、との姿勢を示してきたのに対して、原告6名は碧海工機・関連会社ミドリを相手に裁判に弁護団とともに取り組み始めましt。今回は本裁判に最初から取り組むのではなく、まず地位保全・賃金仮払いの仮処分を申し立てたのですが、原告・弁護団の奮闘により、会社は雇い止めの合理性を強硬に主張することができず、基本的に職場復帰を実現する形での勝利的和解を、短期間で実現することができたという経緯を、わかりやすく話されました。

 

 続いて三河支部長が、大量雇い止めが昨年5月に発覚して以降、会社に対し、団交・社前抗議行動・公的機関への要請など、さまざまな闘いを行い、またコロナ禍下の下での活動の工夫もし、無期転換権も無視していることなども示し、5年を超えた分会員の雇用継続をかちとったものの、5年未満の分会員の雇い止めは撤回しないとしてきたのに対し、荒川弁護士の発言のように裁判のほか、不当労働行為救済申し立ても行って会社と闘い続け、勝利的和解を実現したことを詳しく報告したうえで、碧海工機分会は、これまでの分会長が事情で新分会長に交代したが、この分会長を盛り立てながらさらに職場で闘おうと報告しました。

 

 続いて碧海工機の新・前分会長がそれぞれ、抱負・感想を述べたのですが、多人数の分会をまとめていくことには苦労も伴うが、支えてもらいながらがんばっていくことが必要と述べました。

 

 続いて、連帯アピールを要請していたのですが、直接はるばる来ていただいたユニオンみえの広岡委員長とSPU(シャープ闘争を闘い続けているフィリピン労働者の組織)の代表の方がそれぞれ、激励の発言をしてくださいました。広岡委員長は東海ネットとして会社前の抗議行動をともに闘った仲間として、闘争勝利を直接顔を見て祝いたいと駆けつけてくださったことを話されたうえで、シャープ闘争や、光精工闘争など、外国人労働者の不当な雇い止めに対して長期にわたり闘ってきた経験を紹介してくださったうえで、碧海工機の闘いは第二段階に入っている、がんばろう、と励ましてくださいました。そしてSPUの代表が、外国人労働者として、日本人と違い簡単に使い捨てられることへの怒りに触れつつ、工夫して闘いを不屈に続けていることを力強く発言しました。外国人組合員は、フィリピンとブラジルという違いはあれ、外国人労働者としての共感をうなづきながら示していました。

 

 最後に参加者の自由発言に移りました、いずれも、自らも励まされたことも示しつつ。今後の闘いをともに切り拓いていこうという、意志を示す発言が次々と続きました。盛り上がったところで、最後に新・前分会長が前に出て、団結ガンバローを、コロナに配慮しつつ、行って終了しました。

 

 碧海工機の闘いは勝利しましたが、これで終わりではなく、次の闘いに入っています。こういう集会に初めて参加した新顔の日本人組合員も刺激を受けたようでした。今後とも、ユニオン全体で、がんばっていきましょう。

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