東海ネット学習交流会を実現

 7月24日(土)午後1時より、当ユニオンが事務局を務めるコミュニティユニオン東海ネットワークが主催して、岐阜市勤労会館にて、学習交流会を開催しました。コロナ禍の中で、Zoomでの参加も含めて、40名規模と思われる参加で、成功しました。当ユニオンも初参加の人も含め、10名規模の参加で臨みました。

 

 

 

 最初に広岡(ユニオンみえ)代表のあいさつの後、お世話になっている中谷雄二弁護士(名古屋共同法律事務所)が「『同一労働同一賃金』運動はどこまできているのか?」をテーマに講演をされました。中谷弁護士は、「定年後再雇用者の不合理な待遇格差の是正のために」と題したレジュメを基に、いわゆる「20条裁判」の昨年の一連の最高裁判決についてや、自身が弁護人を務めた名古屋自動車学校事件の名地裁判決(2020年10月28日)の意義(定年後嘱託社員になった原告2名がが賃下げを不当として訴えたのに対し、基本給・賞与について、一定の基準(この判決では60%)を示してそれ以下を不合理と判断したこと、など)に触れつつ、同一労働同一賃金を問う裁判は、難しさもあってあまり取り組まれていないが、難しさを理由に取り組まないというのではなく、挑戦して状況を変えていくことが大切と訴えました。この講演を受けて質疑応答が活発にされましたが、これを通して、実態に即して取り組んでいるユニオンと、実態から浮いて議論を展開している裁判との落差が浮き彫りになるとともに、事件と同様に自動車学校の指導員を勤める参加者が低賃金の打開をめざしてがんばっていくと決意を述べたりもして、励まされもしました。

 

 

 

 休憩後、参加している東海ネットの各団体からの取り組み報告がありました。各団体は、それぞれの同一労働同一賃金に関する取り組みの紹介をしたうえで、取り組みの報告をしました。各団体の性格に見合っての違いはあれ、賃金格差の打開のために奮闘する取り組みを、当ユニオンも含め(当ユニオンでは職場分会の半数、とりわけ外国人分会が取り組んでいると報告しました)進めていることがわかり、また、続いて意見交換がされて、同一価値労働同一賃金を実現するために職務分析を進めているとか、格差是正の運動の積み上げ・継続が重要とか、年金制度や働き方の多様化などの変化や、生活との関連とかに注目すべきとかのさまざまな提起もあって、交流も深めました。

 

 

 

 そして休憩後、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークの岡本事務局長が、情勢報告を行いました。岡本事務局長は、同一労働同一賃金を問う裁判にも触れたうえで、無期転換権、裁量労働制、解雇の金銭解決制、最低賃金、均等待遇などをめぐって現状を紹介し、特に最低賃金については、全国一律で28円アップという目安が打ち出されたが、これは政府の3%アップという方針に従っているという意味では、労働組合としてはさらなるアップや、地域間格差の是正や、中小企業対策の実現をめざそうと呼びかけ、最後に12月4・5日の全国交流集会への参加を呼びかけました。これを受けて開催地のユニオンである、静岡ふれあいユニオンから、全国交流集会の実現のために、東海ネットとして協力して取り組もうとアピールがされ、最後に浅野(当ユニオン)事務局長から、この学習交流会の成功を確認するまとめの発言がされて、終了となりました。

 

 

 

 また、この学習交流会の女性参加者により、女性ユニオンの呼びかけで女性交流会も開かれ、当ユニオンの女性運営委員も参加しました。長時間の会議でしたが、コロナ禍の中で多くの団体同士、学び、交流も深めることができて有意義でした。今後も頑張っていきましょう。お疲れ様でした。

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