2020あいち集会に参加
9月19日(土)午後1時半より、名古屋・白川公園にて、「違憲の安保法制を廃止し、立憲主義の回復を求める2020年あいち集会」(主催 実行委員会 後援 愛知県弁護士会)が開かれました。16日に菅新政権が成立した直後で、700名が参加し、当ユニオンからも、翌日に定期大会を控えているという悪条件下でしたが、5名規模で参加しました。
午後1時半からはオープニング企画として、音楽などが披露された後、午後2時から集会が始まりました。まず主催者あいさつで中谷雄二弁護士が、安保法制が成立させられてから5年経つが、安保条約の実質的強化は国会の承認もなくどんどん進められてきており、こうした立憲主義破壊・憲法破壊を許してはいけない、と訴えました。続いて山下勇樹愛知県弁護士会長も、安保法制の成立強行は違憲立法であり、戦争は最大の人権侵害だ、と訴えました、続いて長峯信彦愛知大学教授が、戦争法制をより悪くさせず、発動させない市民運動を進めるべき、9条の問題は観念的平和の問題ではなく、生活に直結する問題だ、と訴えました。その後、立憲野党の連帯挨拶として、立憲民主党の近藤昭一議員、日本共産党の本村伸子議員、社民党の平山良平議員がそれぞれ、軍事力の強化を進める政権への批判を行い、次いでリレートークとして、安保法制違憲訴訟の会あいち弁護団・全国福祉保育労働組合東海地本・愛知県平和委員会・2016年自衛隊南スーダンPKO派遣差止訴訟原告(メッセージ代読)から、それぞれの立場で、軍鏡化に反対する取り組みを紹介する発言がされました。そして最後に、「安保法制廃止」と書かれたバナーを一斉に掲げてアピールして集会を終了しました。
その後、栄小公園までコールしながらパレードを行いました。コロナ禍の下で、ソーシャルディスタンスに配慮しつつの行進という難しい取り組みでしたが、沿道の人々の長目を集めつつ、元気よく行進することができました。
全体として、安保法制強行成立からちょうど5年の区切りにあたり、改めてこうした運動を進めていく必要性をいろいろと考えさせられ、がんばろうと思わされました。戦争できる国づくりの犠牲になるのは労働者です。労働組合として、こうした運動にも今後も取り組んでいきましょう。