コミュニティユニオン東海ネットワーク、学習・交流合宿を開催

 8月24日(土)午後1時30分から25日(日)正午にかけて、名古屋・ウィルあいちにて、コミュニティユニオン東海ネットワークの学習・交流合宿が開催されました。二日間を通じ、東海地区の15団体60名程度の参加で、充実した2日間となりました。

  昨年の三重に続き、今年は愛知での開催となり、事務局を担う当ユニオンは10数名の参加で、運営も含めて積極的に参加しました。

 1日目は最初に、「争議のススメ」とのテーマで、争議権の行使などについて学びました。まず中谷雄二弁護士(名古屋共同法律事務所)より、争議権とは何かについて話をしていただきました。

 中谷弁護士は、組合活動と争議行為との関連について触れた後、組合活動に対して制限を加える方向での判例が積み重なっているが、労働組合は法律ばかりを基準にして闘いを進めようとする法律主義に陥ることなく、要求をどう実現するかで争議を含め活動を進めていく必要がある、と発言しました。

 これを受けて参加者から質問が相次ぎました。続いて、ユニオンみえからストライキの経験、名古屋ふれあいユニオン・静岡ふれあいユニオンから、会社相手の宣伝活動の経験を、動画の紹介が行われましたが、それをめぐっても質問や意見が相次ぎました、途中休憩を挟みつつ、3時間を超えてじっくりと学ぶことができました。

 時間が続いて関西生コン労組への弾圧の集中に関しての報告と、この弾圧の背景などに関しての問題提起があり、続いてコミュニティユニオン全国ネットワークの岡本事務局長が情勢報告を行ないました。岡本事務局長は関西生コン労組への弾圧ばかりでなく、全国ネットに参加するユニオンへの攻撃にも、レイシストや経営者を支える弁護士までもがかかわってきている危機的な状況に警戒を呼びかけ、全国的な視点で闘いを進めていく必要を訴えました。こうした問題提起にも活発な意見なども出て、一日目の学習は充実した内容となりました。

 続いて食べ物や飲み物が並ぶ中、交流会を行ないました。飲食しながらの交流を深める対話や、各団体からのあいさつなどが進み、初めて参加した方々も発言して2時間ほど、賑やかに行ないました。宿泊した人はさらに宿泊場所で交流を深めました。

 翌日25日(日)は午前9時から「非正規労働者と働き方改革」をテーマにしての学習を行ないました。最初に林翔太弁護士(名古屋南部法律事務所)が、来年4月(中小企業は再来年4月)に施行されるパートタイム・有期雇用労働法の概要を報告しました。そして、当ユニオンの外国人分会の仲間が、非正規労働者として、日本人正社員との待遇差に憤って各職場で奮闘している現状を語りました。

 これらの発言を受け、林弁護士は非正規労働者の待遇改善を実現するために、上記法律や、最近の判例などをどう生かせるのか、などについての質疑応答を活発に行ないました。

 そして最後に、「外国人材拡大と実習生問題」をテーマに、岐阜一般労働組合の甄凱(ケンカイ)さんが、助けを求めて現在シェルターで生活する中国人実習生7名と共に登壇し、中国人実習生の実態を語りました。甄凱さんが最近は賃金未払いよりも超長時間労働が問題になってきていることなどを語った後、中国人実習生7名より自身の体験を語ってもらいました。

 実習生は、全国各地で、パワハラ社長の下で超長時間労働を強いられたり、労災に遭ったり、突然会社を破産させられたり、などの壮絶な体験をしてきました。参加者はこうした外国人労働者が現在の「外国人材拡大」政策によって今後増えかねなくなってきている状況に危機感を感じざるを得ませんでした。

 以上の通り、二日間にわたり集中した議論・交流を深めることができたと思います。参加した皆さん、ご苦労さまでした。

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