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初めまして、私は名古屋ふれあいユニオンにこの春加入した、三河地方在住の会社員です。
名古屋ふれあいユニオンと共に、在籍するA社と団体交渉計5回、現在も話し合い重ねています。
労使問題に頭を悩ませている私の状況
・2022年3月31日に当社役員から、「4月1日から会社命令で自宅勤務です、明日の全社員大会にも来ないでください」と口頭で伝えられる。
・「自宅勤務」「テレワーク」「自宅待機」と会社は言葉を変えても、仕事は何も与えられていない。
・自宅勤務開始からの2週間は、会社からの連絡が一切無しの放置。
・4月中旬になって、会社から急に「勤怠管理」として、GPSで位置情報を取ることのできる会社貸与のスマートフォンアプリで始業終業の打刻をするようにと連絡がくる。
・自宅勤務以前は適用されていたフレックスタイム制は、就業規則に反して、過去に遡及する形で「解除されている」と一方的に告げられる。またフレックスタイム制に関する労使協定の開示を求めるも、「忙しい」と4月から現在9月まで開示無し。
・半期ごとに会社と正社員の話し合いのうえ、課題評価項目の決定、その結果をもとに、やはり双方合意のもとに初めて決定に至るはずの基本給金額査定も、何一つ面談が行われないまま、一方的に会社に決められている。(そもそもこちらは2021年10月からの半期分も、同様に会社に一方的に決められ、報告もなく、賃金が支払われている状態なので今更ですが)
・しかし、勝手に会社に決められた基本給をもとに、給与も賞与も振り込まれる。
・毎月曜日の全社員参加のオンライン朝礼も、社外の公共施設を利用する年2回の「全社員大会」なる集会へも「来ないでください」「参加は認めません」と会社から告げられ、「自宅幽閉」状態。
(会社は「機密情報もあり、業務に携わらない社員以外の参加は認めない」といいますが、役員の“社員ではない”配偶者や、インターン生、入社予定者に、採用関連のアルバイトさんも参加しています。オンライン開催といっても、イントラネットは使用せず、利用者を限定しない一般システム使用)
(注)5回目の団交で、ようやく会社は10月の全社員大会への参加を条件付きで認める、と回答してきました。
何故、このような状態になっているのか?
A社の正社員ならば、その社内組合は「全B自動車販売労働組合(販労)」、「全B自動車・一般業種労働組合連合会(B労連)」、「自動車総連」「連合」傘下の組合で、そもそもユニオンショップ制度があるのでは?
ご名答です。しかし現在、私は名古屋ふれあいユニオンの組合員ではありますが、社内組合はすでに脱会しています。それを理由に解雇はされていません。
名古屋ふれあいユニオンの門戸をたたく以前に、いろいろなところに相談をし、県の労働委員会に個別労働紛争あっせんを申し入れも、自分で行いました。(但し、会社は参加拒否)
労働問題に立ち向かうということは、心身ともに骨が折れます。会社の不条理や法に抵触している部分に対しては、ストレートに湧きあがる怒りはあります。ただ、自分にとってすべてが都合のいい事実ばかりではなく、自分の行動のひとつひとつにも、「本当にこの行動が正しかったのか?」「ほかによりよい選択肢はなかったのか?」と常に自問自答しなければなりません。怒りや不安、後悔に振り回されることなく、事実を直視し、それをユニオンの協力者にも、相手である会社やその代理人弁護士にも、伝えることの繰り返しです。
正直、団体交渉のあとはグッタリです。それでも少し休んだ後は、交渉の録音を聞き直し、再び資料を作成にとりかかる。つねに気が張っている状態というか、シンドイです、正直。
それでも、会社・役員らを相手に、声をあげることを選択しました。
実際、「自分が行動を起こそう」という段階になると、道標となるような、問題に直面した労働者からの情報発信が極端に少ないのです。労働紛争に関する労働組合目線、会社目線の情報はあります。しかし、私が聞いてみたいのは、問題を抱え行動に移した当事者の声や体験なのに・・・。
そのような理由もあり、不肖ワタクシ、名古屋ふれあいユニオンのこの活動日誌の場を借りて、A社との労働問題、発信いたします。
A社の皆さん!
私は「何か不正をしでかして」会社から姿を消しているのではありません。まぁ、会社から消されてはいますけど(苦笑)。
私の行為、会社上層部の行為、会社顧問社労士に、一時期、私が出向予定とされた企業。労働組合、労基署、労働委員会。私の見聞きした事実を、嘘なくここに発信します。
文才もなく、こうして発信することへの自信もありませんが、ご興味のあるかたはお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いしたします。