非正規春闘の取り組みについて
2月25日(金)午後6時より、名駅東口付近にて、一時間にわたって宣伝行動を行いました。この行動は、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークが呼びかけた「最低賃金引き上げ・生活できる賃金を!ユニオン全国同時アクション22」の一環として、最低賃金引き上げ、合理的な理由のない有期雇用の規制などを訴えて取り組みました。当ユニオンからに加え、東海ネットの仲間である全トヨタ労働組合の方も参加してくださり、総勢10名に迫る参加者で賑やかに取り組みました。
最低賃金を1500円に引き上げることを訴える横断幕と当ユニオンののぼりを掲げ、最低賃金引き上げと当ユニオンの紹介とを併せて訴えるリーフレットを配布しつつ、かわるがわるリレートークで訴えました。最低賃金を引き上げ、有期雇用を規制する必要性のほか、ユニオンに参加して課題を解決する重要性、中小企業が苦しくなるという反論への意見、さらに昨日からのロシアのウクライナ軍事侵攻に絡めての日本の戦争国家化の懸念など、さまざまな内容でした。ちょうど今、労働組合が春闘を取り組んでいる時期であり、非正規労働者の多く参加する当ユニオンにとって最低賃金引き上げ・有期雇用規制が重要という意味で、非正規春闘の一環としてのアクションであり、行き交う多くの労働者・市民も、関心を示していました。
他方、当ユニオンでは、非正規春闘を、各職場分会が取り組んでいます。昨日(2月24日)午後3時から、碧海工機(西尾市)分会が、西尾で団交を行いました。組合役員のほか、有期雇用労働者であるブラジル人分会員も多数参加しました。会社は以前の回答よりも、時給や賞与面での若干の改善案を示し、会社の経営状況の説明もしましたが、いぜん労働者の要求との隔たりがあり、団交は継続となりました。また、宝工業所(刈谷市)分会も、このかんの団交に続き、2月15日(火)に団交を行いました。有期雇用であるブラジル人労働者が、無期雇用への転換権を行使できましたが、労働条件改善のために、引き続き団交を継続していく予定です。
以上は三河支部に関係する分会の取り組みですが、そのほか、名古屋関連で、日興サービス分会・盟和精工分会が、前者は派遣労働者としての、後者は定年後再雇用の分会員に即した問題に続き正社員労働者も含む分会全体としての立場での交渉を続けています。大きく言えば非正規春闘の一環です。最低賃金引き上げや、均等・均衡待遇の実現を通じての、正規労働者も含めた労働者全体の待遇改善をめざして、今後もがんばっていきましょう。