交渉ミーティング・ユニオン学習会など
9月23日(土)午後4時より、交渉ミーティング、午後6時よりユニオン学習会をユニオン事務所(+Zoom)で開催しました。いずれも10名規模の参加でした。
これに先立ち午後2時からは全国交流集会静岡実行委員会(第5回)が静岡で開かれ、また関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会のオンライン学習会が開かれ、午後3時からは碧海工機分会会議が開かれようとし、それぞれに当ユニオン員が参加する、という中で、交渉ミーティング・続けてユニオン学習会をやるという、あわただしい状況でしたが、Zoomも活用して、工夫しながらの取り組みでした。交渉ミーティングに引き続き、ユニオン学習会にも初めて参加した人もいて、良かったです。
交渉ミーティングでは、通常のように分会の取り組み・労働委員会・裁判・個別交渉の現状報告とともに、参加した交渉当事者の案件を直接検討しましたが、交渉当事者の参加が前回より少なかったのが残念だったとはいえ、そのぶん当事者の話をじっくり聞いて、質問・意見を出し合う余裕があったというメリットもありました。1時間半でしたが、充実し、交流も併せてできました。
休憩後、ユニオン学習会を行いました。「労働法と労働組合」をテーマにしましたが、レポーターは、労働者の権利を獲得してきた歴史を振り返ったうえで、労働者の権利に関する法律、特に労働基準法のポイントを紹介しました。
その後フリートーク形式になりましたが、交渉ミーティングに引き続き参加した人の中に、総務の仕事に携わっていた人が複数いて、経営者が労基法を守ろうとしない実態や、労働基準法で最低限保障したとされる労働条件をいかに向上させていくかなど、現実に即した意見が活発に出ました。今後、労働者をとりまく状況が悪化していこうとしているのではないかという話も出て、そういう状況と関連させて考えていく必要もあるのではという問題も示され、今後深めていければと思います。
次回は、交渉ミーティングは10月には行わず、11月以降は未定ですが、ユニオン学習会は、10月30日(土)午後6時より行う予定です。『貧困』をテーマに行い、講師をお招きすることも追求していますが、詳細は決まり次第お伝えします。
いろいろと取り組みがあった午後でしたが、参加した皆さん、それぞれお疲れ様でした。
<追記(10月10日)>上記の学習会のレポートは、レポーターの力作なので、事務所まで連絡いただければお分けいたします。また、次回の学習会については、奮闘されている森弘典弁護士(いこいの森法律事務所)に来ていただくことになりました。生活保護問題は5・6日に放映されたEテレの『ハートネットTV』(現在見逃し配信中)でも取り上げられ、権利行使を阻む要因として、知識の乏しさ・偏見と絡んでのケースワーカーとの関係性がうまくいかないこと、その背景にあるケースワーカーの行政内外での評価の低さ、などの生活保護行政の現状の問題点も紹介されていました。そういった実態に即したお話も聞けるのではないかと思います。私たち自身、生活保護にも示される『貧困』に無関係ではいられません。皆さん、ぜひご参加ください。