碧海工機仮処分申し立て・記者会見

 11月24日(火)午前10時、碧海工機(西尾市)を9月末までに雇止めされた分会員5名が、代理人弁護士4名とともに地位保全及び賃金仮払仮処分を岡崎裁判所に申し立てました。引き続き、午前11時半から、名古屋地方裁判所近くの桜華会館で、記者会見を行いました。代理人弁護士2名、ユニオンからは原告(債権者)3名と組合役員3名、応援の組合員2名が参加し、このかん抗議行動などの際に来ていただいた方々を中心に新聞社・通信社・テレビ局の記者の皆さん8名に参加いただき盛況でした。

 

 

 

 記者会見は、まず鶴丸委員長がこの提訴に至った経過報告を行い、続いて荒川和美弁護士がこの、申立書の概要や今後の裁判の進展の展望に関して説明し、続いて原告3名が、日本人の正社員はそのまま雇用され、自分たちブラジル人ばかりが切り捨てられ、生活が苦しくさせられていることに対して、何とかしたいと提訴に踏み切ったと口々に発言し、最後に小林副委員長・三河支部長が、このかんの取り組みを補足説明しました。また、これらの報告では、この雇止めが、同時に派遣・契約社員を並行して雇い入れており、組合員を職場から排除する意図も窺えるため、不当労働行為の申し立ても行う予定とも紹介しました。

 

 

 

 続いて質疑応答に移りましたが、参加した記者は、原告が提訴に踏み切った事情や、会社の雇止め・雇い入れの理由づけや正確な人員、今後の取り組みについて、など、詳細を知りたいという趣旨で、次々と質問をし、予定時間の午後1時近くまでやりとりが続きました。記者の関心も高く、このかんの闘いをさらに前進させていくようがんばっていこうと、決意を新たにさせられました。組合員の皆さん、原告を支え、解決を目ざしてがんばっていきましょう。

 

 

 

<追記(25日)>朝日・毎日・読売・中日の各紙に新聞記事を掲載していただき、時事通信も記事を配信していただきました。事態や、組合の主張を丁寧に紹介していただきありがとうございます。会社は組合の主張を否定していますが、どちらが正当か、今後の闘い次第です。なお、記事で「関連会社」とされているのは、1名は形式的には別会社に雇用されていたということなのですが、このかんの団交でも碧海工機が交渉の当事者となっているなど、実質的には碧海工機に雇用されていたと言っても大して支障はないかもしれません。

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