東海ネット各労組の外国人

 本日(11月16日)の『朝日』朝刊に、シャープ三重工場(三重県多気町)に派遣されて働いていたフィリピン人76名を含む93人が15日付けで派遣会社を解雇されたとの記事が掲載された。記事によると、解雇されたフィリピン人の多くは無期雇用に転換しているとのことなのだが。そして、解雇されたフィリピン人のうち約60人がユニオンみえに加入しており、ユニオンみえは12日に県との協議を行い、約30名人の解雇の当事者が出席し、支援を求めたそうだ。そして本日、ハローワークで失業給付の手続きを行うと掲載され、ちょうどこの記事を書いている最中、20時45分からのNHKの東海地方のニュースでその件が放映された。

 

 

 

 他方、自ら動き出した外国人もいる、として、6月にユニオン愛知の下部組織として「アイチ・マイグランツ・ワーカーズ(AMW)」を立ち上げ、15日に港区の団地の一室で、フィリピン人とミャンマー人15名ほどが集まって、ユニオン愛知から有給休暇の仕組みなどについて学ぶ勉強会を開いたとの記事も掲載された。

 

 

 

 ユニオンみえもユニオン愛知もいずれも東海ネットに参加するユニオンであり、当ユニオンもまた外国人が半数近くになるほどに参加してがんばっている。碧海工機の雇止めされたブラジル人組合員は裁判を展望しているし、

 

浅賀井製作所のブラジル人組合員はすでに賃金差別を問う裁判を提訴し、10月26日(月)に続き12月21日(月)に開かれるので準備を進めている。支援する日本人もこのかん、日本労働弁護団総会(13・14日)にZoomで一部参加したり、本日開かれた「労契法20条最高裁判決を分析する」をテーマにした「労働判例命令研究会」にZoom参加したりして、非正規労働者の闘いをどう進めるかを、学んできてもいる。

 

 

 

 マスメヂィアでは外国人研修生問題の報道番組や、コロナのニュースが日本語がわからないので苦労している外国人のニュースなども、時折放映されたりもしているが、外国人労働者の闘いを日本人労働者も支援しつつ、非正規労働者も正規労働者とも相互支援しつつ、また東海ネットの相互支援も図りつつ、がんばっていこう。

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