『ふれあい通信』発行・『時の行路』鑑賞

 当ユニオンの『ふれあい通信』ですが、8月22日(土)に製本・発送準備作業を行い、24日(月)に発送しました。このかんのユニオンの取り組みなどについて、まとめて紹介していますし、9月20日の定期大会で選挙を行う運営委員の立候補アピールも同封していますので、ご覧ください。また、作業に参加した皆さん、お疲れ様でした。

 

 

 

 ところで、前号の『ふれあい通信』で組合員の方が紹介し、観賞を呼びかけていた映画『時の行路』(8月15日から名演小劇場で上映)を、筆者は23日に観ました。08年のリーマンショックで「派遣切り」された労働者が、労働組合に参加し、裁判を起こして闘う姿を描いていました。これはいすゞ自動車での実話を基にした小説を原作にしていますが、実話そのものではなく、また神山征二郎監督も「組合活動と理念にのみ正義はあると訴えるのは映画の役割ではない」(映画パンフレットより)と言っているように、労働組合に参加して闘うことの意義を表現することがテーマの映画というよりは、家族や仲間ー他者とのかかわりの中で生きていくことの大切さを示そうとしていたように思えました。とはいえ、題材はあくまで労働組合の闘いなので、どうしてもユニオンの現実を重ねて観ざるを得ませんでしたが・・・。とにかく、ユニオンの皆さんは、きっと共感できる映画だと思うので、機会があれば、ご覧下さい。それにしても、こういう現実を正面から採りあげる映画を、皆が観るようにならないといけないですね。あまりにも、現実を「軽く」してしまう風潮(それこそが「現実」だ、とも言えるかもしれませんが)に、染まってしまっていることにも、気づかされました。

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