外国人労働者の苦境3
昨日(8月1日)、豊橋学習会前に、名古屋・栄噴水北で開かれた大村知事リコール反対集会に個人的に参加したのだが、その際民放テレビ局のカメラが複数来ていたので、テレビニュースで放映されたのだろうかと、民放番組の映像をネットで配信している「Locipo」の「ニュース」を検索していたら、「特集」の過去の映像で、インドネシア人労働者の報道が6月26日(金)の中京テレビでされていたのを見つけた。いささか遅いのだけれど、今ユニオンで取り組んでいる碧海工機の闘いとも関係することもあり、お伝えします。
動画も、その画像を交えた詳しい紹介文もまだそこで見られるので、それを見ていただくのが良いのだが、インドネシア人の相談に乗っている佐伯奈津子准教授(名古屋学院大学)によると、碧南や西尾で相談が多いというので、そこで紹介されたインドネシア人労働者の2名(日系三世の人も)を紹介しているのだが、いずれも自動車部品工場で働いていて解雇されたという。また夫の仕事が激減した一世帯は家財道具もほとんどない。フィリピン人・ブラジル人も含め、外国人だから(とは会社は言わないだろうが)解雇している例。病気の家族を抱え途方に暮れ、良くなったら戻れるかに言われても、またコロナの影響もあり帰国といっても困難もあり・・という姿。インドネシア人が一番多いのが愛知だそうだが、碧海工機も西尾市であり、外国人として苦闘している姿は重なってくる。
少々脱線するが、先日当ユニオンの公式ツイッターを観ていて、指宿昭一弁護士が紹介していて知ったのだが、テレビドラマ「MIU404」の、先々週の回のテーマは外国人実習生問題で、指宿弁護士が好意的に紹介していたので「Tver」で無料で先日観たのだが、現在はもう有料サービスに移行している。これもお金がある方はご覧いただければと思うのだが、同じドラマの「ハケンの品格」もそうだが、結構リアリティがあるので、勉強になる。ただ、解決法がどうしても個人的な抵抗という方向にいくのは、半沢直樹もそうだが、時代の流れだろうか。ユニオン的には、弱い個々人は団結でカバーするというところが大事のようにも思う。いや、これはユニオンだけの問題ではないか。組織と個人とか、他人と自分とかは、普遍的で難しいテーマだけれど・・脱線しすぎか。まあ、「倍返し」はできないし、する必要があるかという問題もあるけれど、せめて、解決はしていかないと、と思う次第だ。