ユニオン学習会・第10回運営委員会など

 2月8日(土)午後1時より、ユニオン事務所にて、ユニオン学習会を行ないました。「20春闘について」をテーマにしましたが、分会からも含め、10名を超える参加者でした。

 

 

 

 最初に春闘とは何か、20春闘の現状はどうか、について、新聞記事を参照しながら検討しました。戦後早く、50年代に始まった春闘は、労働者にとって切実な賃金引き上げを要求した、労働組合の統一と団結の力を発揮する、労働組合の重要な闘いですが、残念ながら、全体としては、経営側の「横並びは悪だ」との姿勢に屈して、産業別、さらに企業別にばらばらで、企業に貢献したと見なされた一部のエリート労働者ばかり優遇するわずかな賃上げをめざして相互に組合員同士を競争させるような、組合員にとって縁遠い「闘い」になる傾向が強まってきてしまっているのではないかというような、現状についての意見も出ました。その中で私たちのユニオンは、全国ネットの呼びかける全国統一最賃行動を、「非正規春闘」の一環として2月21日(土)に取り組むことにしていますが、最賃だけでなく、また非正規労働者だけでなく、職場分会を中心に春闘を各職場で取り組もうという、意気込みで、がんばっていこうという意見も出て、実際にこのかん賃上げ要求を出して交渉を重ねてきた分会の事例の検討も行ないました。次の職場分会の打ち合わせの時間が迫り、議論は中途になってしまい、残念でしたが、活発な議論にもなり、実際の取り組みにもつながる、元気の出る学習会になりました。

 

 

 

 職場分会の打ち合わせも活発に行なった後、午後6時から、第10回運営委員会を行ないました。職場分会の打ち合わせに参加した分会の組合員も傍聴参加してくれた中、4月の定期大会の準備についての確認が中心になり、早めに終わりました。とはいえ、運営委員会後も、職場分会の打ち合わせや、大会に向けた運営委員の各担当の打ち合わせなども重なり、忙しくはありましたが、元気の出る一日となりました。

 

 

 

 労働組合の現状は容易でなく、ユニオンの取り組みもまだまだ試行錯誤もありますが、温故知新と若い新鮮な発想も生かして、がんばっていきましょう。

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