ユニオン学習会・第9回運営委員会

 1月11日(土)午後1時より、岡崎げんき館にて、ユニオン学習会を開催しました。今回は、「外国人差別」をテーマにしたため、外国人組合員が多い三河で、三河支部会議の会場でもある岡崎げんき館で行ないました。10数名の参加で、率直な意見が出たりもして、意義ある学習会となりました。

 

 

 

 前半では、「ブラジル人の賃金差別」の是正を求めて裁判の準備を進めているケースを題材に、賃金差別の不当性をどういう内容で示していくかの検討を行ないました。どういうケースなのかの具体的な内容の話ばかりでなく、「外国人だから」という理由で、賃金に違いをつける理不尽を、理屈で明らかにするのみならず、運動の力で現実的にも変えていく必要があるのではないかとか、「正社員と同じ仕事を長年やってきて、どうして正社員と同じ扱いを受けないのか」という怒りの裏には、日本で暮らしていくうえで、賃金ばかりでない問題があるとか、さまざまな意見が出て、盛り上がりました。

 

 

 

 活発な意見交流によって時間が少なくなってしまいましたが、後半では、外国人差別についての相談窓口の紹介を含め、先の日本での暮らしで差別や困りごとがどんなことがあり、どうしていくかについて検討しました。日本人の筆者も気づかされる点もあったりして、外国人の現状を改めて思い知らされたりもしました。

 

 

 

 時間が限られて消化不良ではありましたが、貴重な時間となったかと思います。外国人組合員も多い私たちユニオンにふさわしく、このテーマも継続して扱っていく必要を改めて確認しました。

 

 

 

 そして午後6時からは、ユニオン事務所にて、第9回運営委員会を開催しました。今回は、定期大会に向けての段取りにかんする議論が中心となり、8日に開催した組織強化会議での議論を踏まえての検討も併せて行ないました。情勢的にも、アメリカ・イランの軍事的な緊張関係の中での自衛隊派遣問題や春闘がある中で、ユニオンとしては19日の集会や非正規春闘など、地道に取り組んでいくだけでなく、いろいろな活動を並行して進めていくとともに、新たな活動も進めていくことも検討を進めていくことなども話題となり、ユニオンにとっては年が明けて来期に向けて忙しくなっていく時期を迎えるにあたって、積み上げていくステップになった運営委員会でした。

 

 

 

 定期大会まで3カ月、次期の新たなスタートを目指して、日本人・外国人ともに、組合員皆で奮闘していきましょう。

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