年末安城忘年会を開催
12月28日(金)午後6時より、三河支部主催で、外国人組合員拡大の年末安城忘年会を、安城市民交流センターで開催しました。来賓の方々、組合に参加しようかと思っている人、知人・家族も含め、30数名規模の参加で、賑やかに行なうことができました。
今回の忘年会は、三河地方でさまざまな職場で働く外国人組合員の相談が増え、その職場でもユニオンへの関心が高まっている中、外国人中心で運営し、ユニオンへの新たな参加も願い、またこの間ともに協力していただいてきた皆さんもお招きするかたちで、行ないました。開催を最終的に決めたのが今月に入ってからということもあり、会場も初めて使用するなど、さまざま模索しながらの開催でしたが、外国人労働者の困難な状況もある中で楽しくやることを心掛けて行ないました。
午後1時から、会場の調理室で料理を、多くの外国人らが集まって作り始め、また会議室では会場の設営作業を日本人組合員などが始めました。料理の準備がなかなか大変で、午後4時から開催を予定していた前座交流会は、5時近くから始めることになりましたが、できあがった料理をいただきながら、ビンゴゲームと多彩な労働歌の歌唱指導と合間の歓談で、盛り上がりました。
そして午後6時から、忘年会本番を始めました。まず団交を終えて駆けつけた鶴丸委員長があいさつをした後、三河支部長が、外国人労働者がユニオンに参加して勝ちとった三河でのさまざまな事例を紹介しつつユニオンに参加する意義を訴え、最後にこの忘年会の運営の中心を担った外国人分会長があいさつしました。
次に来賓の方々に発言していただきました。まず以前、三河での外国人組合員の会社前での抗議行動にも協力し、忘年会にも参加していただいたこともあり、今ヘイトスピーチ問題などに取り組んでいるジャーナリストの安田浩一さんがあいさつしました。安田さんは外国人実習生問題をきっかけに外国人労働者問題に取り組んだりしてきた経緯を語りつつ、ユニオンとも協力して差別を許さないとの決意を迫力のある口調で語りました。
続いて安城市議の石川翼さんが、外国人実習生を不当に扱った会社を市議会で問題にしたことによりその会社に訴えられた裁判について報告したうえで、こうした会社を今後も許さないとの意志を示すあいさつをしました。さらに、参加していただいた新聞記者の方や愛知で外国人支援の活動を進めてきた派遣村関係者の方も紹介させていただきました。
次いで、追加でできあがった食事をいただきながら、参加者がそれぞれ自己紹介を行ない、最後に、派遣会社を経営しながら日系ブラジル人を支え、ユニオンとも協力してきた林敏春さんが、今回の入管法改正で新設された特定技能という在留資格の新設を実行することによって若いアジア人労働者との競争が激化し日系ブラジル人の雇用が不安定化するとの危惧を訴え、ユニオンなどと連帯して取り組んでいくとのあいさつをしました。こうした来賓の方々の発言は、参加した外国人の皆に、印象深く響いたようでした。
その後雰囲気を変えて、先の歌唱指導を受けての労働歌を皆で歌ったり、突然の無茶振りを受けての委員長の美声の披露などが続き、賑やかなうちに、終了時間の20時となりました。その後の片づけを皆で行ない、なかなか大変でしたが、何とか行ない、最後は記念写真を撮影して、午後9時に会場を後にしました。
参加した組合員、関心を持って参加した方々、この間共に三河などの活動を進めてきたり注目していただいてきた来賓の皆さん、御用納めを控え協力していただいた会場の方々、皆の協力で、今回の忘年会は成功させることができました。ありがとうございました。お疲れ様でした。