「労働法制改悪阻止!6・19全国一斉行動in東海」を実現
本日(19日)、コミュニティユニオン東海ネットワークは、労働組合を中心に結成し労働法制改悪阻止をめざす全国キャラバンを取り組んできた全国運動実行委員会での確認のうえで全国ネットがよびかけた全国一斉行動を、名古屋で取り組みました。本日は、参院厚労委での「働き方改革」法案の強行採決が予想され、それを阻止するために国会前をはじめとした行動が取り組まれたのですが、実際には、政府・与党は、反対の声も考慮して、審議のみで採決は先送りし、国会の会期延長をしようとしてきました。こうして法案をあくまで成立させようとしている安倍政権に対し、私たちは抗議の声をあげ、労働者・市民にもともに反対しようと呼びかけました。
午後12時半、名駅ミッドランドスクエア前に、東海ネットに加盟するユニオンみえと当ユニオンを中心としたユニオン、さらに14日の朝の街宣後の労働法制改悪反対実行委員会での要請などを通じて参加していただいた団体の方、総勢20名ほど(うち当ユニオンから半数弱)が集まりました。そして、当ユニオンの司会で、のぼり・横断幕を立て、チラシをしながらの、ユニオンみえの街宣車の拡声器を使用しての訴えを開始しました。石川翼安城市議(愛知ユニオン)・当ユニオン・ユニオンみえ・名古屋過労死を考える家族の会(内野博子さん)・東海労働弁護団・愛労連・全トヨタ労働組合・愛知連帯ユニオン・愛知働くものの健康センターの方々がそれぞれ、さらに過労死を生みかねない高度プロフェッソナル制導入をはじめ、労働者にとって許しがたいこの法案の成立を阻止しようと訴えました。発言は訴える力があり、チラシの受け取りも良く、多くの注目を集めました。
1時間超の訴えを終え、続いて、ミッドランドスクエアに入居するトヨタ自動車に対し、過去過労死を生み出しながらも高度プロフェッショナル制を導入する法案の成立を支え、社内へも導入しようとすることを許さない申し入れ書をコミュニティユニオン東海ネットをはじめとした各団体からの数名が手渡しに行きました。トヨタ自動車側は東海ネットの代表者二名のみを応接室に通して申し入れ書を受け取りました。外では残った参加者が引き続き宣伝行動を行ない、1時間近く経って戻った代表団からの報告を受けて、ミッドランド前の行動を終了しました。
その後、残った参加者で、立憲民主党・公明党・自民党のそれぞれの愛知県連ないし県本部事務所を訪れ、それぞれ申し入れ書を渡してきました。立憲民主党には激励、公明党・自民党には高度プロフェッショナル制導入反対の意志を示す行動になったのですが、国会での法案成立を阻止するために、こうした行動を取り組みました。
これで本日の行動は終了しました。法案は本日の審議をも口実に、21日にも厚生労働委で採決する可能性も云々されていますが、法案の強行採決を許さず、そして仮に成立させられたとしても空文化させるような、粘り強い闘いを、今後も続けていきましょう。14日の朝に続き、21日の朝にも宣伝行動を予定していますが、それ以降も、取り組みを続けていきます。来月28日の公開学習会も予定していますので、皆さん、がんばりましょう。お疲れ様でした。