奥野工業、なぜ資料を開示しないのか?

当労組は、今年5月以降3度にわたり奥野工業株式会社(愛知県刈谷市・自動車部品製造(フォークリフト用各種油圧シリンダーなど)/代表取締役社長 奥野伸一郎)と団体交渉を重ねてきました。

詳細については改めて記事にしようと思いますが、今回特に大きな問題として、未払い賃金交渉に対する会社の不誠実対応について述べます。

当労組は、組合員の賃金に未払いの疑いがあると認識しています。そして、その検証のために過去2年分のタイムカード写しを提示するよう求めています。

その理由は2つ。

【理由1】

これまで組合員は、清掃時の賃金として通常の賃金とは別に、(明細に記載されない形で)封筒に入った400円を現金支給されてきました。

しかし、これが時間内の労働に対する追加の手当なのか、あるいは時間外手当の一部なのか、1時間あたりなのか、1回あたりなのか、タイムカードを見なければ全く実態がわかりません。
 

【理由2】

時間外労働時間について賃金明細を確認したところ、ここ数年間、確認した全ての月の明細で、時間外労働時間の記載が時間単位になっていました。

例えば「60.00」といったように、1時間未満がすべて「00」、つまり分単位の記載がないのです。

本人は1時間単位ぴったりで残業を終えたり、タイムカードをぴったり1時間単位で打刻したりした記憶がありません。

この残業1時間単位問題、たまたま月単位で合計したらぴったりになったのか、実務上認められている月単位での切り上げ・切り捨てが行われているのか、毎日切り捨て(あるいは切り上げ)が行われているのか、これもタイムカードの提示がない限り確認のしようがありません。

当労組は、3回の団体交渉全てにおいて未払い賃金交渉の必要資料としてタイムカードの開示を求めてきました。

しかし、奥野工業は完全に開示を拒否し続けており、当労組はこの対応が労働組合法第7条第2号に規定されている不当労働行為(誠実団交応諾義務違反)だと認識しています。

今後は団体交渉のほか、労働組合として法律で認められた権利を行使し、会社の不当性を明らかにしていきたいと思います。

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