盟和ユニオン 活動報告

 私たちは2016年8月に盟和精工株式会社(本社:愛知県弥富市、鉄鋼製品加工等)で働く社員で名古屋ふれあいユニオン盟和精工分会(通称:盟和ユニオン)を結成し、この間継続的に会社と交渉をしてきました。
 この間団体交渉や労働委員会のあっせんを行うなかで、法律上問題があった労働条件については改善を勝ち取ってきました。

◆パート・嘱託社員の待遇改善を!
 現在は、盟和ユニオンでは、パート・嘱託労働者の待遇の改善を求めています。
組合員の中には、20年にわたってフルタイムパートとして正社員と同じように働きながら、現在もほとんど最低賃金レベルの時給900円の方がいます。正社員に支払われる諸手当・賞与も支給されません。あまりに理不尽です。組合は、せめて時給を1000円にすること、精皆勤手当て、住宅手当、賞与の支給を求めています。
 また、定年後の嘱託社員については、フルタイムであれば賞与が支給されますが、短時間勤務の場合は賞与が支給されません。一日の労働時間が1時間短いだけで、あとはなんら社員と変わらない働き方をしているにもかかわらず、賞与がゼロというのも理不尽です。組合は、嘱託社員への賞与支給も求めています。
同一労働同一賃金が世の流れです。ぜひ会社には私たちの要求について真剣に考えていただきたいものです。

◆制服を無料支給に!
 私たちは秋闘の時期にあたり、冬期賞与の要求を提出するとともに、関連した改善として、制服の無料での支給を求めています(現在は入社時に2着は無料支給され、3着目からは労働者が半額負担)。
制服は仕事をするために必要なものですので、ほとんどの会社では無料で支給しているものと思います。愛知県弁護士会の「アルバイトや仕事で困ったら」というパンフレットにも、「制服代や交通費を労働者の負担とする場合には契約書や就業規則で定められていなければなりません。」と書いてあります。盟和精工においては、そのような規則はありませんので、会社に負担していただきたいと思っています。

◆パワーハラスメントの撲滅を!
 私たちは、職場でのパワーハラスメントを撲滅する活動にも今後さらに取り組んでいきたいと思っています。
 この間もパワハラについては団交で改善を訴えてきましたが、いまだにおさまる気配がなく、組合にはパワハラに困っているという相談が寄せられています。組合員もパワハラを受けたり、目撃したり、罵声などが聴こえてきたりして気分が良くないという方もいます。早急に対応が必要です。

 私たちはこうして様々な労働条件の改善を求めていますが、これは会社にとっても意義あることだと考えます。法令を遵守して、労働条件を改善し、職場からパワーハラスメントをなくしていくこは、   労働者のモチベーションをアップし、人材を確保に資し、しいては会社の業績アップにもつながると思います。
 労働条件の改善には、盟和精工で働く多くのみなさんの力が必要です。盟和精工で働くみなさん、ぜひ組合の活動に協力してください。組合に加入してください。ともに明日の盟和精工を作っていきましょう。

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